
キム・ドフン、熱愛説後に評価が加速――『親愛なるX』×『わたしの完璧な秘書』で見えたデビュー10年目の転機
キム・ユジョンとの熱愛説で話題になったキム・ドフンが、デビュー10周年を前に本当の実力を証明している。スキャンダルは一過性だが、彼の演技キャリアは確実に上昇中だ。
スキャンダルは序章、本当の勝負は作品だった
昨年9月、キム・ドフンとキム・ユジョンのベトナム(ナトラン)旅行が話題になった。写真が回って、憶測が走った。でも結論は早かった。熱愛ではない。『親愛なるX(Dear X)』撮影後の、スタッフも一緒の団体旅行だと双方が説明している。
ここがポイント。話題そのものより、その後だ。スポットライトが当たった瞬間に、作品で“答え”を出せるか。キム・ドフンは、その局面にいた。
演技で返す、それが一番強い返答
注目が集まったあと、彼がやるべきことは一つ。作品で見せること。実際に、近年は話題作への出演が続いている。
TVING『親愛なるX(Dear X)』ではキム・ユジョン、キム・ヨンデらと共演。さらにSBS『7人の脱出(The Escape of the Seven)』では“K”として強烈な存在感を残した。ENA/genie TV『ユア・オナー(Your Honor)』ではソン・ヒョンジュ演じる判事の息子役。感情を抑えた演技で、物語の重さを支えた。そしてSBS『わたしの完璧な秘書(Love Scout)』では空気を変える役どころで幅を見せた。
話題は入口。でも視線を“定着”させるのは、結局作品の中の説得力だ。
同じ俳優が、同じ顔で、別の温度を出せるか。ここが次の評価軸になる。『ユア・オナー』の抑制と、『わたしの完璧な秘書』での印象の違いは、その可能性をはっきり見せた。
事務所移籍は“次の勝負”のサイン
もう一つ、見逃せない動きがある。2025年初め、キム・ドフンは샘컴퍼니(Sem Company)を離れ、PEAK J(ピク・ジェイ)と専属契約を結んだ。
これは肩書きを変えただけではない。仕事の選び方、露出の作り方、長期戦の設計。その“環境”を変えた、ということ。10周年の節目に向けて、次のフェーズに入った合図でもある。
予能から中央大へ、積み上げ型の経歴
経歴もわかりやすい。계원예고(桂園芸術高校)を経て、中央大学の演劇映画科へ。基礎を積み上げるルートだ。
そして2016年から活動を開始。映画『Following(尾行)』を皮切りに、出演作を重ねてきた。急に跳ねた、というより、積み上げがあって今がある。その上で、話題が“加速装置”として働いた。
バラエティで見えた“素”も武器になる
最近はバラエティでも顔を見せた。SBS『틈만 나면(隙あらば)』にゲスト出演。ここで出たのは、作らない温度感だ。
“演技がうまい俳優”から、“次も見たい人”へ。評価が変わる瞬間がある。
バラエティは諸刃の剣。でも、変に背伸びしないことが、むしろ好印象につながる場合がある。俳優としての距離感を縮められると、次の作品に入るハードルが下がる。
10周年の意味は「話題」ではなく「次の選択」
デビュー10年目。話題が先に来る年もある。でも残るのは、次に何を選ぶかだ。
『親愛なるX(Dear X)』での共演、そして『7人の脱出』『ユア・オナー』『わたしの完璧な秘書』と続く流れ。ここまで揃うと、見る側の関心は一段変わる。「次はどんな役で来る?」に移る。
スキャンダルで名前が広がることと、実力で期待が積み上がることは別物だ。キム・ドフンの10周年は、その差が見えた年になった。これから面白いのは、話題の大きさじゃない。作品選びの精度だ。
Alex Chen
Cultural analyst with deep insights into K-content and industry trends. Known for thoughtful essays that blend criticism with accessibility.
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